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流行るケージフリーペットホテルの危険性

      2017/11/08

 

ご自身のワンちゃんが代わりのない存在と思われてる方は
もしも誰かに預けることになった時のために

長いですが是非、ご一読いただければと思います。

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私がケージフリーの犬のお預かりを始めて10年以上になりますが
当時はケージ内預かりのペットホテルしかなく、
犬たちをペットホテルに預けないとならなくなった際に困った過去があります。
ハウストレーニングをしておらず、普段から屋内を自由に過ごさせていたからです。
それが私がケージフリースタイルのペットホテルを始める要因となりました。

我が子同然に犬を大切にされる人が増えた今、
あちこちでケージフリーのペットホテルを見かけるようになってきましたが
先日、ケージフリースタイルのペットホテルで恐ろしくも悲しいことが起きたようです。
※ショッキングな映像となりますが
ご覧になりたい方はこちらで動画をご覧いただけます。

たまたまwebカメラに撮影されていたのですが
お預かりスペース内をワラワラ自由に動いていた犬たちの中
ハスキー犬が1頭のトイプードルの首を咥えて振り回し
結果、トイプードルは亡くなってしまったそうです。

 

なぜ、このようなことが起きたのでしょう?
原因はどんなことが考えられるのでしょう?

大型犬と小型犬を一緒に入れてたから?
襲うような犬を受け入れてたから?

 

大型犬でも小型犬でも、その子によって変わるので
必ずしも大型犬を一緒にしたことが原因とは言い切れないと私は思います。
事実、当店では大型犬もお預かりしてきましたが
1000時間以上、穏やかな時間を小型犬と一緒に過ごしていました。

ただし身体が大きなぶん、大型犬が何かをすると影響力も大きくなるのは事実です。

 

ケージフリースタイルのペットホテルの先駆けとなったmajunとしては
今回のような出来事によってフリースタイルはダメだ!と、
言われてしまうことは、とても残念なことです。

ケージフリースタイルのペットホテルや一時預かりは
フリーで過ごせるメリットがあると同時に
フリーで過ごすが故にリスクも高くなることを
利用者側に伝えておくことは大切です。


そして、そのリスクを軽減する策として店舗側は
《何をどんなふうにリスク回避を行っているのか?》を伝えておくこと
そして何よりも!
預ける飼い主ご自身が
《何をどんなふうにリスク回避を行なっているのか確認しておくこと》
出来れば《自身の目で確認》しておくこと。
後々の後悔を防ぐために最も重要だと私は思います。

 

人様の大切な子(犬)をお預かりするにあたり、当店では
オープン当初から細かな《お預かり条件》を設けさせていただいてますが
ワンちゃんのみならず、私どもと飼い主さんとの良好な信頼関係は
最も大切であると考え、特に初めてのお預け時は下記を念頭に
フリースタイルお預かりスペースをご利用いただいてきました。

 

☑️   素性が明確でない飼い主さんの犬は預からない

☑ お試し預かりを省くことは100%無い

☑ お試し預かり時、犬と犬を会わせる際は必ず
リードを付けたまま1頭につき1人、スタッフが付く

☑ お試し預かりは2時間、ベッタリついて監視

☑ 確信が持てない場合はmajunが確信を持てるまで通っていただく

☑ 通っていただいていても無理と判断した場合は勇気を持ってお断りする

☑ お預かり100時間以内は犬を信用しきらず基本、スタッフが同室にいる

☑ 犬にとって玩具は獲物として認識する可能性を踏まえ、出しっぱなしにせず
スタッフのいる時のみ、オモチャを出して与える

☑ 縄張り主張行為の1つであるマーキングから衛生環境を守るために
とくに初めはマナーベルト、マナーパンツは必須

☑ 名前を呼ばれたら来るか?の従順姿勢の程度を確認する

☑ 犬の意思で膝に乗ったり等の行動は阻止し、人間の指示に従うことを教える

☑ おやつ等を与える際、人間が決める順番があることを認識させる

☑ 軽い信頼関係を築いたうえで嫌がることを『あえて』してみて反応を確認する

☑ いかなる状況でも攻撃する前の段階、『歯をむく・唸る』すら
イケナイことであるを一発で認識させる

☑ 預かりスペースに入った時から人間(スタッフ)が絶対的である認識を持たせる

☑ 飼い主さん同士の違和感、トラブルの可能性も考え
まわりへの配慮ある飼い主さんであること

☑️    1週間以内のシャンプー済みであるのは勿論のこと、人間の子供同様に
毎日のブラシングや爪切り、耳掃除等のケアーをされる飼い主さん

☑️    フリーのお預かりスペース内では同じウオーターボウルや
オモチャを使用することを考え、宿泊期間のあいだ
口内ケアー(歯磨き)オプションをご利用いただけること

☑️    健康優良に見えない、又は10歳以上のワンちゃんについては
お泊り3ヶ月以内の動物病院発行の血液検査の結果をご持参いただけること

☑️    長く良好な信頼関係を保てるようお約束(時間等)をお守り頂ける飼い主さん

他、当店お預かり条件に準ずる。

 

今まで多くの方に
「高い!」だの「敷居が高い!」だの「面倒だ」だの言われてきましたが
大切なお子を責任を持ってお預かりし、ワンちゃんにも
出来る限り快適に過ごしてもらい、無事にお返しするお約束を守る以上
上記のチェック後、お試し預かりを経て本お預かりをお受けしてきました。

おかげで、本当にワンちゃんを大事にされている飼い主さんには
だから安心して預けることができる!と、有難い言葉をいただいております。
※当店ペットホテルご利用者様のご感想はこちら

 

そうは言えど24時間、何が起こるかはわかりません。
お迎え当日、無事にワンちゃんをお返しできると
やっと緊張が解け、爆睡してしまう私たちです(笑)

7年目を迎えれた当店ですが8年、10年と続けていけますよう
更に気を引き締め、ワンちゃんやお父さんお母さん方と
深い信頼関係を築いていければと思っています。

この記事をご覧いただき、
皆さんの大切な家族であるワンちゃんが
今回のようなトラブルに巻き込まれませんよう願うばかりです。

ケージフリーはケージフリーの利点がいっぱいあります。
皆で過ごす利点もいっぱいあります。
けれどリスクも多大です。
そのリスクをできる限り軽減し
happyな気持ちになるワンと飼い主さんが増えますように^ ^

 - オーナー友重のひとりごと, ペットホテル